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2010年3月

水源涵養林

前回は、水源涵養の観点から森林について見てみました。

要点としては、

1.林冠が覆われている事。

2・土壌が成熟し、団粒構造が発達している事。

の二点が挙げられます。

水の流下速度を充分に遅らせられるスポンジ状の土と、その表土を保護する樹木の梢。

イメージできたでしょうか。

情景として頭に思い描く事が、記憶の手助けになります。

さて、上記の条件を満たす森林はどのようなものでしょうか。

森林を考える上で、構成種の特長付ける性格は、大きなウエイトを占めます。

針葉樹・広葉樹が主たるものですね。

まず広葉樹ですが、日本の大半の天然林と呼ばれる地域は広葉樹林です。

毎年多くの良質のリター(落葉・落枝)が生産され、地表に供給されます。

これらは土壌生物のごちそうであり、多くの生物を育て、増やします。

彼らは森の掃除屋であると同時に耕作者でもあり、多くの間隙を持つ良質な土壌を作り出します。

また広葉樹林は、土壌中だけでなく多くの動物・植物にとっても住みやすい環境です。

生産・消費のサイクルは完結しており、生態系のバランスの中で永続的に存在する事ができます。

どうやら、広葉樹林は水源涵養能の高い森林と言えるようです。

では、針葉樹林はどうでしょうか?

代表的な人工林で考えてみましょう。

林冠は閉塞していますが、林床植物に乏しいようです。

スギやヒノキの葉には他の植物の育成を阻害する成分が含まれると言われますが(多感作用=アレロパシーと言います)、実は針葉樹では抗菌作用のあるフィトンチッドが含まれる程度で、むしろ種として進化している広葉樹の方が阻害作用は強いそうです。

問題なのは、近年の林業離れによる山地の荒廃です。

ただでさえ不安定な表土に加え、過密な植栽による下層植生の減少が拍車をかけています。

木々も混み合い、不十分な成長により風や大雨にも弱く、枯死や倒木による土砂崩壊が全国各地で報道されています。

さらに、これらの落葉は離れやすく、雨滴によってバラバラになってしまい、表土を保護するのが難しいので植物が定着しづらいのです。

きちんと施行された人工林は、間伐によって全体的に見通せるぐらいにまですっきりとした森林で、下層植生も戻り、実は野生動物も結構生育しています。

あくまで「生産」の森ではありますが、その森を作るのは「人」。

場所ごとの環境やニーズを踏まえ、どのような森林が望ましいのか目的を持った整備をしていく事が重要です。

その為にも、多くの森林を訪ねて実際に感じる事、また山村の現状を知る事があわせて求められます。

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緑のダム

最近、ダムの話題が紙面を賑わしています。

昨年末の事業仕分から、検討を経ての10年度予算執行。

今年は旬な話題であり、またこれからの森林のあり方を考える上でも重要な要素です。

そもそも、なぜダムが必要なのか。

治水・治山と水源確保の観点から考える必要があるでしょう。

私達の生活インフラの根幹を揺るがしかねない問題でありながら、身近に感じずらいのも事実。

特に、山の荒廃は街にいても実感できないものなので、せめて山に行ったとき位は、考えてみたいもの。

そのお手伝いこそが、私達森林インストラクターに求められています。

そして、ニーズがある=必要な知識であるほど出題率も高くなるのかな・・・邪推です(笑)

そんなこんなで、森林の水源涵養の役割について考えてみましょう。

わが国は亜熱帯から亜寒帯に位置し、豊富な降水量に恵まれています。
島国という特性から、国土の大半が急峻な山岳部に覆われ、雨水は瞬く間に海へと流れ出ていきます。
実際には、山には森があり、降り注ぐ雨を一時的に貯水することで河川水量を一定に保ちます。

これを、森林の貯水能=緑のダムと呼んだりします。

では、どのように森は水を蓄えるのでしょうか。

森林には、高木層・亜高木層・低木層・草本類・蘚苔類と層状の植生が発達し、階層構造が形成されています。
降水は、まず高木層を始めとする樹木の樹幹によって受け止められます。
そして、木の葉に当たって梢から枝・樹幹を伝わる樹幹流として地面に達します。

実はこの時に、葉によって受け止められた雨水の一部は、蒸発して大気中へと帰っていきます(降水量の2~3割は蒸発)。
こまかく言えば、土壌中の水分ですら植物の生育の為に必要経費として蒸散する分があり、併せて降水量換算で2~3割のも達します。

以外や、森は水を貯めるわけではないのです。

樹幹によって勢いを弱められた雨水はそのまま落下していきます。
勿論、下層植生が発達していれば、同じように草本がクッションの役割を果たします。
裸地であれば地表の土=表層土が雨滴によって削られ、流されしまいます。

こうして緩やかに地面へ降った雨水は、土壌へと染み込んでいきます。
では、ここで土壌の構造について触れたいと思います。

土壌は、表層から落葉層・腐葉層(A0)、腐食を含む鉱質土層(A1・A2)、腐食の少ない鉱質土層(B1・B2)、母材層、基岩から成ります。

時間を逆から辿れば、岩盤(基岩)が腐食により砕け荒い岩石の層ができ、それが徐々に細かくなって砂礫を形成していきます。やがて、荒地にも植物が入り込み、徐々に背丈を高くしながら腐食を蓄えて森林へと遷移していきます。
その過程で、同時に土壌も豊かになっていきます。

こうして出来上がった土壌には、大小無数の間隙が存在します。
これは、構成粒子の隙間や根の枯れた跡、また、土壌生物(ミミズなどの大型のものから小型の虫や、菌類に至るまで)の活動によってできたものです。
さらに、土壌を構成する粘土粒子は粘着作用によって接着され集合体を作ります(団粒構造といいます)。
地中の水分は、これらの間隙を流れていきます。

この時、大きな空隙はすんなりと下へ流れていきますが、狭いところはどうでしょうか。
当然、毛管力や分子間引力の影響で流速は遅くなります。
この大小の間隙のバランスにより、水はけが良くかつ保水力のある土壌が実現します。

さらに、雨水が流下していく間に土壌のフィルターに濾された結果、水質も浄化されます。

したがって、森林は水を蓄えているわけではなく、緩やかに降水を河川へと流すことで、河川流量を一定に保つ役割を果たしているのです。

水源涵養・水質浄化。

一言で言えばたいした事はありませんが、その実現のためには気の遠くなるような年月が必要です。
充分な面積と深さの土壌が形成されるには、豊かな森林とそれを支える生態系が同時になくてはならないからです。

ではどんな森林で、水源涵養作用は大きくなるのでしょうか。

続きは次回にとりあげたいと思います。

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親子観察会下見山行~其ノ弐~

先日、春の親子観察会のために下見へ行きました。

詳細・ご応募はコチラ↓

http://morinohito.cocolog-nifty.com/interpreter/2010/03/niche-8958.html

今回は、前年度の先輩幹事にご意見を伺いながら、コースを決めてきました。

当初の予定と、依頼するインタープリターとの思いがずれているとの指摘を受け、急慮コースを変更する事に。

確かに、これからの日影沢はまさに「花園」。

これを素通りすれば、不満も出るであろうという判断です。

まだ盛りには早いにもかかわらず、先陣を切るように花が咲き始めております。

ヨゴレネコノメ

Sbsh0010

アズマイチゲ

Sbsh0018 

他にもニリンソウやセントウソウが咲き始めています。

木本ではアブラチャン・目立たないながらカツラも見頃です。

来月になれば、スミレの仲間も加わりさぞかし賑やかなことでしょう。

私個人としても楽しみです。

大幅な変更に伴い、タイムテーブルも変わります。勿論、配布資料も作り直し・・・

まだ日はあるとはいえ、早くあげたいところです。

そして、私のもう一つの顔。

そう、体操のお兄さんです!!

って、こういうときはお兄さんなんですよね。。。

にっち会オリジナル体操も、初公開に向け準備中です。お楽しみに☆

そして、幹事のメンバーの方が新たなアクティビティーを考えてくださり、こちらも試しに行われました。

面白い提案なので、実現する方向で一致しました。

始めは真っ白だったキャンバスも、だいぶ輪郭がはっきりしてきました。

当日の役割も決まりだし、リハーサルに向け準備が進みます。

下山後のスタッフミーティングにも熱が入ります。

申込者も増えてきました。応募締め切りも迫ってきています。

朝日新聞への掲載を受け、さらに増えることを願うばかりです。

実施まで一月を切り、これからが大詰めですね。

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活動報告-in鳩ノ巣

昨日は鳩ノ巣での森林整備に参加しました。

とはいっても、参加者として指導を受ける立場ですが。。。

鳩ノ巣で毎月第三日曜日に行われる大自然塾というイベントがあります。

樹恩ネットワークを母体とした活動で、放置林の再生と林業体験を目的に行われています。

昨日は強風の影響で、倒木により鉄道・道路共に寸断されるアクシデントの中、到着できたメンバーでの活動となりました。

内容は、午前に雪起こし、午後から雪害木の除去を行いました。

まず雪起こしですが、これは今年の大雪で倒れてしまった幼樹を文字通り起こしてあげる作業で、樹高や状態によって紐で引っ張ったりポールを使った添え木を立てたりします。

斜面にへばりつきながら杭を打ち、杉・ヒノキの植林木を起こしていきます。

一度倒れてしまっても、根返り(根こそぎひっくり返る)さえしなければまたまっすぐ育つそうです。

仕立て方にも工夫がいるようで、ある程度の枝を払うひつようがあります。

下のほうに枝が多く付くと、その部分だけ幹の成長が大きくなり、養分が幹の上に伝わりにくくなります。

すると、枝が少なくなるあたりから急に幹が細くなります(これを梢殺「うらごけ」と呼びます)。

この細くなった部分から雪の重みに耐えられず折れてしまうものもあるのです。

将来的に、用材となったときにも末口・元口の径が違うと、使いづらさから価値が下がります。

午後からは、傾いてしまった雪害木の伐倒をしました。

架かり木になった難しいものでしたが、牽引ロープとコントロールロープにより伐倒方向に誘導しながら引き倒します。

受け口の向きや弦の残し方もコツがあるようです。これから経験していきたいと思います。

運搬もすべて人力です。ロープを使い息を合わせて動かしていきます。

いずれ詳しく書きたいと思います。

今日は高尾へ観察会の下見に行きます。

http://morinohito.cocolog-nifty.com/interpreter/2010/03/niche-8958.html

こちらも倒木の影響からコース変更があり、なかなか賑やかです(^^;)>

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公園いろいろ―法令対策

昨日は、国立公園指定記念日。

1934(昭和9)年3月16日に内務省が瀬戸内海・雲仙(現在:雲仙天草)・霧島(現在:霧島屋久)の3か所を国立公園に指定し日本初国立公園誕生が由来です。

現在、日本には自然公園法により国立公園・国定公園・都道府県立自然公園が指定

されています。所管・取り扱いは一覧を参照。

Kouen_2

そもそもは1931年制定の「国立公園法」。

自然保護という概念はまだ薄く、どちらかと言えば景勝地の保護を目的としていました。

大雑把な話ですが、大戦による国土の荒廃や高度成長期の公害問題を経て、国民の環境への関心が高まるにつれ、環境関連法案が整備されていきました。

この一連の流れを頭において、法令関連は勉強されるとよいと思います。

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niche~ニッチ~

暑さ寒さも彼岸まで。

うまいことを言ったもので、まさに三寒四温。今年はちょっと差がきついかな。。。

西からは桜の便りもちらほらと届いています。もう春もすぐそこですね。

春といえば、若葉の季節。笑顔で山も迎えてくれることでしょう。

街路樹も最近、どこかしらこそばゆそうにして芽吹きを待っているようです。

森林インストラクターとしての初事業。

計画中の親子観察会も順調に準備が進み()、リハーサルに向け具体化を進めています。

森林インストラクター東京会(FIT)で、都の「ふれあい事業」を受託。

その一部である「親子観察会」(年4回)の企画・運営を、私の同期会であるにっち会(21年にちなんで)が担当しています。

その中で、私はしおり作成をしており、もうすぐ調整を終えます。

幹事下見でチェックを入れる予定です。

広報も担当の方の努力が実り、あちこちで掲載が報告されています。

高尾登山電鉄の高尾山公式HP

http://www.takaotozan.co.jp/index.htm

京王電鉄系運営HP「とことこ高尾山 MT.TAKAO」 

http://www.tokotoko-takao.info/cgi-bin/news/news.cgi?idx=T1267608280

京王沿線クチコミ情報サイト「街はぴ」

http://www.happy-town.net/

もちろん、我等がFITも。

http://www.forest-tokyo.org/index2.html

何だかCMみたいですが…

たくさんのご応募、お待ちしています!!

気になるのは、予定していたコースの吊り橋が先日の降雪で被害を受けたこと。

雪の重みに耐え切れずに倒れたモミが直撃(?)した模様。

そんなこんなで、連休中に情報確認&変更コースの下見へ高尾に行ってきます。

野外イベントは思いのほか大変だと痛感。そして、同時にいい経験積んでます。

何だかんだで、結構楽しんでます。

ちなみに、先ほど出た「にっち会」のニッチですが、「ニッチビジネス」という言葉もあるので隙間的なイメージをもたれると思います。

実際は、ニッチとは「生態的適地」を指し、本来その種が生息するのに適した環境の事です。

これを、「基本ニッチ」と言います。

実際には、競争による影響から、適地の中でおのおのに住み分けが起こります。

こうして、生態系の関わりから分化により決まった生息地を「実現ニッチ」と呼びます。

この実現ニッチの意味が一人歩きして、なにか追いやられた感じや隙間っぽいイメージが強くなっています。

森林インストラクターを、生態的適地としたい。

そんな思いが「にっち会」には込められています。 

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Fairy ~宴の地~

「音の春」

弥生を形容する表現です。

ちなみに、如月は光の春。

なんとなく柔らかさを感じさせる陽光に溶ける、雪解けの音…

フキノトウの似合いそうな光景ですね。

私の住む多摩では、先日の雪が所々残っています。

寒暖の差が激しい、気温のジェットコースターです。

日毎ならまだしも、一日の気温差も油断できません。

何を着ればよいのやら…

咲き急いだ花は平気かな?

日影沢の妖精たちです。

陽気に誘われたものの、この雪ではたまらないでしょう。

もっとも、霜にやられるぐらいなら、雪の下のほうが暖かいかも知れません。

スプリング・エフェメラル~春の妖精

落葉広葉樹の下に咲く草本で、早春の一時期しか見る事のできないことからそう呼ばれます。

だいたいが背丈はあまりなく、茎に花と少しの葉をつけます。

これは日光を遮るものが無い状態で、効率よく開花・結実を済ませ、かつ最低限の光合成をする春植物の生活史にあった姿だと思います。

植物は水分・日光・養分を必要とします。

もちろん、平等に与えられるはずも無く、そこには競争が生じます。

森林の内部は土壌も豊かで、養分・保水力共に兼ね備えた環境です。

反面、下層植生である草本類にとって、樹木は日光を遮る存在でもあります。

ですので、常緑広葉樹や針葉樹の森林は暮らしずらそうなのが想像できますね。

落葉広葉樹林はどうでしょうか。

同じように樹木は空を覆っています。

ですが、秋が過ぎ冬になれば、紅葉を迎えてやがては落葉します。

そこには、豊富な日光と水分・腐葉があります。

落葉広葉樹林は主に東北部に分布しますので、寒さと共に霜や雪がやってきます。

植物にとっては脅威そのものです。

長く厳しい寒さが去り、雪解けと共に春の訪れを迎える季節

-樹木が葉の展開を始めるまでの刹那-

ここに目(芽?)をつけたのが春植物です。

一年の大半を種子や地下茎の形で過ごし、あっという間に子孫を残して地上から消えてしまう。

樹木との折り合いから実に付けた、処世術といったところでしょう。

ランやスミレの仲間、カタクリ等が代表格です。

最終氷期、落葉広葉樹林は今の関東を覆う勢力を振るっていましたが、気候の温暖化に伴い北上していきました。

現在は常緑広葉樹林が優勢で、事実、放っておけば樹林内に常緑樹が侵入してきます。

(別に、ワルモノという訳ではありません。念の為。)

その時に取り残されたのが、今関東で見られる落葉樹林。

人為的に選択されて残されたという説もあります。

ともあれ、そうした中で落葉広葉樹林と共に生きてきた春植物。

レッドデータにリストされる種もあります。

元は寒冷な気候に対応してきたので、温暖化の影響は少なからず受けているでしょう。

常緑樹の進出も目を見張るものがあります。

なにより、落葉樹林は人の手によって保たれた「自然」であることは大きな意味を持ちます。

具体的には里山の二次林=雑木林です。

農用林や薪炭林として整備されてきたのですが、近代化に伴う石油革命や化学肥料導入により放置・荒廃が進んでいます。

実は春植物、適度な攪乱を好みます。

下草狩りや落葉掻きによってある程度地表面が荒らされた方が、発芽や種子散布に有利なのです。

いわば、人為的攪乱と共に生きながらえてきたという面を併せ持つのです。

保護と保存と保全―

環境を考える難しさは、この辺にあります。

林地等の保全を考える際は、このような希少な植生も鑑みながら、景観・文化、そして市民の参加=地域住民の生活との兼ね合いを併せて考える事が必要です。

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高尾山清掃ハイク

先日は高尾で観察会とゴミ拾いを行いました。

午前中は日影沢を歩き、高尾の森を登り昼食。

そして、奥の院からゴミを拾いつつ一号路を下山しました。

高尾駅からバスで日影へ。日影林道へ入ります。

日影沢は一年を通じて地温の上昇が少なく、また落葉広葉樹を中心に林床も明るいので、高尾山一帯の中でも春植物の宝庫になっています。

これらは上木の新葉が展開する前に、発芽・開花・結実・散布を済ませて地上から姿を消してしまいます。

雪解けから木の葉に覆われて光合成ができなくなるまでの僅かな期間に、効率よく種を保存するため、落葉広葉樹との共存の中から身に付けた生活様式です。

早春の一時期しか見られないことから、春の妖精=スプリング・エフェメラルと呼ばれています。

代表のカタクリの蕾が迎えてくれました。

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その他にも、アズマイチゲ・セツブンソウ・セントウソウ・ユリワサビ・ニリンソウ等が見られました。

そして、人気者のハナネコノメです。

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変わり者のコチャルメルソウなんてのもあります。

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他にも葉が一枚ヒョロっと出ているサイハイラン、キクザキイチゲ・クサイチゴ・コンロンソウ・発破が御紋のアオイスミレetc...

ついていけません(;д;)

木本では、アブラチャンの並んだ葉芽・花芽、オニグルミの羊顔をした葉痕を観察。

ごちゃごちゃの頭を冷やかすように、タゴガエルが鳴いておりました。

変なのシリーズ(?)

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ツチグリでしょうか。これでもキノコです。

つつくと粉を噴出します。

ツチグリは、湿度により開いてくるようなので、雨滴散布なのかもしれません。

乾燥時は硬く閉じて、木の実のようになるそうです。コロコロ転がって移動するさまから、

「晴天の旅行者」と呼ばれるとか。

やっぱり変なやつです。

日影沢から、いろはの森へ登ります。

少し気温の低下と共に雨脚の強まりを感じました。

ミヤマシキミがなぜか多い。「悪しき実」から名が付きました。有毒で食べられません。

シロダモもよく見られます。葉の裏面が蝋状の物質でコーティングされ、白く見えます。

クスノキ科特有の三本の葉脈とあわせて見分けます。

稜線に出て、昼食。立派なブナが出迎えてくれます。

ここからはゴミ拾いをしながら、奥の院→一号路の舗装路歩き。

雨も本降りになり、もくもくとペースも上がります。

二月の天候不順で、客足が減ったのか普段に比べてもゴミは少なめのようでした。

それでも、用意したゴミ袋二枚が一杯に・・・

ばちあたりがいるものです。

下山後は、お約束の反省会。

雨に冷えた体を中から温めて、家路に着くのでした。

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