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森の休日

師走に入り、何となく忙しい日々が続きます。

雪の便りも届くようになり、本格的な冬の訪れを感じるようになりました。

そんな年末ムードもどこ吹く風、森ボーイ()は山に向かいます。

ぼちぼちと揃えた道具達。なんともリッチな休日です。

Image03301

まだ新しいヘルメットが朝日に輝いております。

落葉の季節も過ぎ、いよいよ本格的な間伐シーズンに突入です。

成長が止まり、水分の吸い上げが少なくなる冬の間は、木を伐るのに適した時期とされています。

来るべき伐期に向けて・・・というわけでもないのですが、普段のイベントではなかなか触れないチルホールの取り扱いを実習しました。

チルホール自体は商品名で、牽引機と呼ぶそうです。

今回使ったものは、最大500kgまで牽引することができるもので、安全の為、その倍の荷重に耐えるワイヤーを使用します。

前後にレバーがあり、フックの付いたほうが牽引レバー、ワイヤーを伸ばすほうがバックレバーになります。

ここにパイプ状のハンドルを差込み、レバーを前後に動かすことでワイヤーを出し入れします。

バックレバー側は押し込むことでワイヤーを開放する事ができ、さらに内側のピンを利用して固定すると、自由に両手を使ってワイヤーの出を調節することができます。もちろん、初めにワイヤーを通すときも同様です。

Image03401 ハンドルが刺さっているのが前進レバー、ワイヤーが張っているほうがバックレバー。

 自重4kgで最大荷重500kgf

荷重のかかった状態でバックレバーを開放することは、危険なのでやらないで下さい。

作業前にワイヤーのほつれ(キンク)を確認し、スリング共に最大荷重に耐えうるものを使用することも重要です。

ともかく実践ということで、作業に入ります。

この鳩ノ巣フィールドでは、市民参加の森作りを目指し、森作りフォーラム・樹恩ネットワーク、そして私の所属するFIT(森林インストラクター東京会)と地元の方々の協議の元で運営されています。

普段一般の方とは行えない危険の高い作業や、イベントでは手の回りきらないところを、スタッフで整備するのが目的で、その一環としての実習になります。

今回は、沢に倒れこんだ倒木を引き上げ、整理する作業を行いました。

まずチルホール初め、道具を担ぎ上げます。これだけで、一息上がります()

まずは、倒木を始末する為の棚作りから行いました。

作業の邪魔になる蔓や枯れ木を切り開いて、場所を作ります。

出た材を使って杭を作り、傾斜地に打ち込んでいきます。

これが、なかなか入らない。

ただでさえ岩の多い場所なので、地中の石が邪魔をします。

ようやく場所を見つけ、柵ができたところで昼食です。

午後からは、いよいよ石に埋もれた倒木を引き上げます。

チルホールをアンカーとなる木にスリングで括り付けます。

ワイヤーを開放して、沢へ伸ばして倒木へ。いよいよ牽引開始です。

始め軽かったレバーも、テンションがかかるにつれ重さを増していきます。

片手で上げていたのを、全身を使って体重を加えていきます。

倒木が起きて石を退けたようで、急に楽になりました。

一回の動作で35mm出し入れできますが、思ったよりもワイヤーの動きが大きく感じられました。

藪が払われ、倒木の引き上げられた沢は、ずいぶんと綺麗になりました。

苦労の成果が目に見えるのは、なんとも気持ちのよいものです。

初めての牽引機でしたが、よい経験になりました。

最後に作業の安全について。

反省点として、自分の突飛な行動が周囲に危険を及ぼすことが挙げられました。

スタッフとして指導するということは、自分だけでなく周囲の安全を確保することです。

そのためにも、常に一体となった作業が求められます。

どんなに高い技術を持っていも、集団として作業するときには、かえって足を引っ張ることさえありうるのです。

指導者への道は、遠く厳しいものですね。

応援よろしくお願いします!! 

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