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震災ボランティア Take2

梅雨もあけ、夏空が恨めしい日が続きます。

日中の暑さに加え、熱帯夜に追い討ちをかける節電の推奨・・・

考えてみれば、昔はエアコンなんて無かったという声も聞きますが、温暖化の影響か以前より気温が上昇しているように思えてなりません。

私はといえば、あいも変わらず流され振り回される日々が続いています。

先日も、再び宮城の被災地を訪れボランティア活動に参加して来ました。

前回同様、大田山の会の皆さんに同行させていただきました。

現場は石巻市、あの大川小学校の対岸、川に程近い田園地帯。

今回は、水田および水路の瓦礫撤去を行いました。

散在する漂着物の収集です。

実際、水田の場合には無機質=土に帰らないものさえ取り除けば、あとは漉き込んでしまうので大丈夫との事です。

とはいえ、地表のヘドロや塩分・硫化水素は、田洗いを数回行って洗い流す必要があります。

さらに、石灰による土壌の中和を行ってようやく植え付けができるとのことで、手間を考えただけでも気の遠くなる話です。

実際の作業は地味そのもので、ひたすら瓦礫を拾い集めては、重機の入れる農道脇へ運ぶ事の繰り返しです。

私は水路への斬り込み部隊に入り、ヘドロの底に埋もれた瓦礫の曳き起こし作業を担当しました。

ぬかるみの中での引き揚げはなかなか大変なものです。

岸から上体を乗り出し、水の中で見えない“何か”を力任せに引っ張ります。

ヘドロが沈積して重くなっているのを落す為に、立てるようにしながら引きずり出します。

屋根にされていたものか、トタンが多く見られました。

その他にも、タイヤ・プリンター・洗濯機のドラム・倒木の根っこ・仮設トイレ・自転車と、あらゆる物が流れ着いていました。

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炎天下の中、ヘドロと錆に塗れながら汗だくになって作業を続けます。

一つ一つ引き揚げるたび、その向こうにある(あったであろう)日常が頭をかすめます。

その都度立ち止まっては、気も滅入るし何より作業が滞ります。

もっとも、猛暑の中そんな余裕も無くなってはいましたが・・・

誰とも無く名づけた我等が「トタン部隊」の仲間達が、気持ちも力も支えあいます。

水路に入り起こす者、そして上で受け取り引き揚げる者。

交代しながら助け合い、その日のうちに引き上げを終えることができました。

二日目に、この泥と錆との格闘を持ち越したくないという強い思いのなせる業でしょう。

田んぼのほうもだいぶ片付いたようです。時々聞こえるチェーンソーの頼もしいエンジン音に、作業の進展を感じていましたが、期待通りでした。

今年一番の暑さといわれた初日を終え、温泉で汗を流して沿岸の被災地の視察へ行きました。

雄勝町から女川へ、リアス式海岸沿いに車は進みます。

時折見える小さな漁港は軒並み壊滅。

かつて栄えていたであろう水産加工場も今は見る影も無く、廃墟と化していました。

惨状に息を詰まらせつつ、改めて自然の驚異を身に刻む思いでした。

ここはどのように復興し、住人の方々はどうなるのだろうか?

今も仮設に入ることも叶わない避難所暮らしの方々はこの夏、さらにその先どうなるのか?

目の前に山積した問題を、白日の下で目の当たりにさせるかのような光景が累々と続きます。

  

反面、日常を取り戻すべく街は復興していきます。

石巻市内に戻りジャスコで買出し、宿営地を目指します。

地元の経済活動への貢献。

大義名分の下、明日の活動へむけ懇親会で英気を養います。

栃木からも労山のメンバーが、同じ現場の仲間として宿営しており、親睦をはかりました。

やがて宴も終わり、日中の疲れと程よい酔いの中、眠りに落ちていきました。

次回へ続く

応援よろしくお願いします

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