日記

フォトハイキングin飯能

ご無沙汰しております。

何かと忙しい日々が続き、相も変わらず久々の更新となってしまいました。

夏も終わりに近づき、秋の訪れを告げる台風の襲来・・・ぼやっとしている間にもう長月の声を聞きます。

そういえば、日の出もずいぶんと遅くなってきましたね。

最近の活動は、鳩ノ巣での施行ボランティアがメインで、あまり観察の方には参加できずにいます。

そんな中ではありますが、個人的イベントを行いましたので簡単に報告したいと思います。

8月も終わりの日曜日、飯能方面へハイキングに行ってきました。

題して「フォトハイキング」。

自然に親しみつつ、写真の基礎的な楽しみ方を知ろうという企画です。

お知り合いに声をかけただけの小規模な山行ではありましたが、4名の方が参加されました。

うち1名は、今回のテーマでもある写真の講師を担当していただき、半分スタッフのような形での参加です。

コースは武蔵横手駅から物見山へ登り、高指山・日和田山へ縦走する低山歩きです。

滝あり・眺望ありと、低いながらに楽しめるルートです。

930に駅に集合し、簡単な自己紹介・準備体操を行い出発。

林道歩きの道すがら小さな花を愛でつつ、花粉を運ぶポリネーターや種子散布について触れます。

そんなこんなで、ほぼ平坦な沢沿いの道に、五条の滝が姿を見せます。

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ここでは絞りとシャッタースピードについて体験していただき、滝を後にします。

遅咲きのイワタバコに一服の涼を得て、登りが始まります。

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ひとしきり登り詰めれば、今回の最高地点である北向地蔵です。

ここでは補正をしながら逆光での撮影を行いました。

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常緑樹の混じる尾根歩きが続き、植生の話などをしつつ物見山へ。

見晴らしこそ無いものの、人も少なく静かな山頂で昼食を取ります。

ちょうど木陰でしたので、うす曇とはいえ涼しく休憩できました。

山頂を過ぎ、滑りやすい足元に注意を払いつつ、ここから先はくだりが続きます。

高指山は鉄塔に山頂が占められており、横を巻いていきます。

緩やかなヒノキ林地を歩けば、キバナガンクビソウがあちこちで開花を待っています。

しばらく歩いて登り返せば日和田山山頂。飯能・大宮方面が一望できます。

300mぐらいの標高ながら、なかなかのパノラマ・ビューが楽しめます。

高麗神社へは一下り。こちらからは東京方面への眺望が広がります。

話題のスカイツリーらしきものも、ぼんやりと確認しました。

足元に巾着田を見下ろし、名前の由来に頷きます。

分岐は女坂をとり、無事に下山しました。

飯能駅で下車してお風呂に立ち寄り、駅前で恒例の()反省会。

好評のうちに一日を終えることができたようです。

まだ保険もかけないようなイベントではありますが、企画のいい勉強になりました。

反省点は次回に活かしつつ、向上していければと思います。

タイムテーブル(参考)

武蔵横手駅 → 五条の滝 → 北向地蔵 → 物見山 → ※高指山 →日和田山 → 下山

9:35集合    10:50着   11:50着   12:30着   13:30着  14:30着  15:30

9:50発     11:10発   12:00発   13:00発   13:40発  14:50

※高指山の休憩は、手前の集落にて。景色良好、公衆トイレ・東屋・茶屋(自販機) あり。

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震災ボランティア Take2

梅雨もあけ、夏空が恨めしい日が続きます。

日中の暑さに加え、熱帯夜に追い討ちをかける節電の推奨・・・

考えてみれば、昔はエアコンなんて無かったという声も聞きますが、温暖化の影響か以前より気温が上昇しているように思えてなりません。

私はといえば、あいも変わらず流され振り回される日々が続いています。

先日も、再び宮城の被災地を訪れボランティア活動に参加して来ました。

前回同様、大田山の会の皆さんに同行させていただきました。

現場は石巻市、あの大川小学校の対岸、川に程近い田園地帯。

今回は、水田および水路の瓦礫撤去を行いました。

散在する漂着物の収集です。

実際、水田の場合には無機質=土に帰らないものさえ取り除けば、あとは漉き込んでしまうので大丈夫との事です。

とはいえ、地表のヘドロや塩分・硫化水素は、田洗いを数回行って洗い流す必要があります。

さらに、石灰による土壌の中和を行ってようやく植え付けができるとのことで、手間を考えただけでも気の遠くなる話です。

実際の作業は地味そのもので、ひたすら瓦礫を拾い集めては、重機の入れる農道脇へ運ぶ事の繰り返しです。

私は水路への斬り込み部隊に入り、ヘドロの底に埋もれた瓦礫の曳き起こし作業を担当しました。

ぬかるみの中での引き揚げはなかなか大変なものです。

岸から上体を乗り出し、水の中で見えない“何か”を力任せに引っ張ります。

ヘドロが沈積して重くなっているのを落す為に、立てるようにしながら引きずり出します。

屋根にされていたものか、トタンが多く見られました。

その他にも、タイヤ・プリンター・洗濯機のドラム・倒木の根っこ・仮設トイレ・自転車と、あらゆる物が流れ着いていました。

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炎天下の中、ヘドロと錆に塗れながら汗だくになって作業を続けます。

一つ一つ引き揚げるたび、その向こうにある(あったであろう)日常が頭をかすめます。

その都度立ち止まっては、気も滅入るし何より作業が滞ります。

もっとも、猛暑の中そんな余裕も無くなってはいましたが・・・

誰とも無く名づけた我等が「トタン部隊」の仲間達が、気持ちも力も支えあいます。

水路に入り起こす者、そして上で受け取り引き揚げる者。

交代しながら助け合い、その日のうちに引き上げを終えることができました。

二日目に、この泥と錆との格闘を持ち越したくないという強い思いのなせる業でしょう。

田んぼのほうもだいぶ片付いたようです。時々聞こえるチェーンソーの頼もしいエンジン音に、作業の進展を感じていましたが、期待通りでした。

今年一番の暑さといわれた初日を終え、温泉で汗を流して沿岸の被災地の視察へ行きました。

雄勝町から女川へ、リアス式海岸沿いに車は進みます。

時折見える小さな漁港は軒並み壊滅。

かつて栄えていたであろう水産加工場も今は見る影も無く、廃墟と化していました。

惨状に息を詰まらせつつ、改めて自然の驚異を身に刻む思いでした。

ここはどのように復興し、住人の方々はどうなるのだろうか?

今も仮設に入ることも叶わない避難所暮らしの方々はこの夏、さらにその先どうなるのか?

目の前に山積した問題を、白日の下で目の当たりにさせるかのような光景が累々と続きます。

  

反面、日常を取り戻すべく街は復興していきます。

石巻市内に戻りジャスコで買出し、宿営地を目指します。

地元の経済活動への貢献。

大義名分の下、明日の活動へむけ懇親会で英気を養います。

栃木からも労山のメンバーが、同じ現場の仲間として宿営しており、親睦をはかりました。

やがて宴も終わり、日中の疲れと程よい酔いの中、眠りに落ちていきました。

次回へ続く

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もう一つの震災復興(其の弐)

前回に引き続き、震災ボランティア二日目の様子をリポートします。

ちなみに初日の様子はコチラ

女川の様子も見に行ってきました。

では、続きから。

6/12(日)
4:00 起床。
個々に装備の撤収、パッキング。
昨夜の作り起きのおにぎりに、味噌汁。残りのカレーも戴く。

5:30 出立。
7:00 昨日と同じ現場に入る。
引き続き表土の掻き出しが続く。さすがに中腰がつらい。
僧帽筋から大臀筋にかけて、鉄板を入れたように硬い。

負けじとスコップを振るい続けるも、液状化により地表に噴出した砂が作業を拒む。

Suna                       砂の下にも白く変色した層が見られる。

入れ替わり立ち代り、ひっきりなしに一輪車が掻いた土を外へ搬出していく。

二日目は生憎(?)の晴天。日が昇るに連れ、ハウス内の温度は順調に上昇。
汗だくになっての作業。休憩の差し入れの飲み物が心底ありがたい。

11:00 作業完了。一面に掘り起こされた赤土が成果を物語る。

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まだ時間があるので、隣の手付かずのビニールハウスへも手を入れることに。
同じく漂流物の撤去に始まり、できたのは草むしりを終えて表土が見えるところまで。

次回くる団体への橋渡しとして、作業終了。

13:00 帰路へ

今回のボランティアは生産農家なので、復興の補助は受けられないそうです。
ですので、地元労山のJA職員の方が全国の山の会へ支援を募り、希望者の世話人をされております。

住宅被害がフォーカスされる中で、農林水産業の復興が地元経済の下支えであることも忘れてはなりません。

道すがら、仮設住宅の建設地も通り過ぎました。
急ピッチで進む工事に頼もしさを感じる反面、こんな何もl無いところに作って、車も無しに生活できるのか疑問を抱きました。

石巻・女川共に、被害の特に大きかった地域では、復興後の街づくりまでもがある程度決まらないうちは、手のつけようが無いのも実情なのではないかと思いました。

壊滅後の青写真は、安全性も加味されまったっく違うものになるかも知れません。
地価も、リスクを考慮した査定の導入も考えられるでしょう。

勿論、優先順位からすれば、進めやすい宅地からかかって能率を上げる必要もあるでしょう。

普段の生活を取り戻しつつある日常を、否定する光景。
一日でも早く、ありふれた生活を取り戻されることを願わずにはいられません。

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もう一つの震災復興(其の壱)

今回は番外編。
週末に行いました、被災地ボランティアのリポートです。

私が参加したのは、職場の山岳会に所属している方の紹介です。
「大田区山の会」の皆さんに混ぜていただき、貴重な体験をすることができました。

活動の場は、宮城県石巻市渡波地区。
被害状況は見て取れませんでしたが、床上浸水は免れないであろうと思われました。
実際作業に当たったのは、農地の整備です。
ビニールハウス内の漂流物撤去、被害作物の撤収と地表の整理、ヘドロの撤去を行いました。

6/10(金)
蒲田20:00発、石巻専修大学25:30着。小雨の中天幕設営。
簡単な顔合わせの後、26:30就寝。

6/11(土)
6:00起床。雨の中天幕撤収の後、朝食。7:00出発。
車内より、石巻市街地視察。一見復興が進む町並みも、海に近づくにつれ被害の爪痕が見られる。
未だ手付かずの倒壊家屋には危険表示がされ、ひしゃげた車が放置されている。
崩れた墓石にも増して、無事だった墓にも車打ち上げられ、痛々しい姿を晒していた。

8:00作業現場着、作業内容の説明を受ける。
小雨ではあったが、ハウス内なので気にならない。
むしろ、晴天下での気温を考えると恵まれた天気でのスタートとなった。

まずは被害作物の回収。考えてみれば、全面に植えられた苗には収穫されるはずだった実りがむざむざと廃棄されていく様は見るに耐えないものである。
手間と時間をかけた1シーズンの成果が得られないということが、農家にとってどれだけ深刻であるかは想像に難くない。
むしろ、片付ける暇に何か別の収入を求めるのが普通であるだろう。

蔓延る雑草も共に取り去り、いよいよ本題の表土の浄化にかかる。
津波により打ち寄せられた塩分とともに、表層に溜まった硫化水素をとり除く。
この硫化水素は、化学変化により硫酸に姿を変え、農地は強酸性の不毛の土地と化す。
ヘドロの撤去のもう一つの意味に、知られざる被害の深刻さを感じた。

A            刈り終わった枯れ草と硬くなった表土。心持ち、白く変色している。

表層は、塩分なのか化学変化の影響なのか、硬くなっていた。
硬い層をはつって取り去ると、白く変色した薄い層が現れる。その下が、本来の赤土である。

汚染した表土を取り去り、農地としての復興を果たすのが今回の目的。
土を削っては運び出す、なかなか身に堪える作業が延々と続く。

14:46 一分間の黙祷
― 被災三ヶ月目にあたる今日、それぞれの想い ―

15:00初日の作業終了。道の駅の立寄り湯で汗を流し、一路女川へ。
激甚災害の実態を視察。

B

道の整備以外は復興の兆しはまるで無い。 
人の気配も勿論無い。あまりにも無残な光景に、息をのむばかり。

あたりには霧状の靄がかかり、視界も良くない。

水産加工業の一大基地であった面影が、皮肉にも、瓦礫の中の処理の進まない魚の醗酵に伴う腐臭とガスに象徴されるようになった。

C_3 

海鳥だけが、空に群れ飛ぶ異様な光景。

D_2                      ひしゃげた車も津波のすさまじさを髣髴とさせる

この被害を目の当たりにし、今後ここに住むということができるのか疑問である。
少なくとも一年ぐらいは、人の営みが戻ろうとは思えない。

E                     RC造の建物が横転している。右のほうには杭がぶら下がっている。

報道にさえ見捨てられた被害の大きさを、改めて身に刻む出来事だった。

一路宿へ。地元の公民館にて夕食。

今回のボランティアに参加された京都労山(勤労者山の会)、世話役である宮城労山の方と共に
懇親の場が設けられました。

実際に被災された方の体験談や復興の状況を聞き、改めて被害の深刻さを感じました。

震災当日の津波を捉えた、短編のドキュメンタリー映画も上映され、次の世への警鐘として語り継ぎ、対策を立てることの重要さに気付かされました。

自身大国日本にあり、海岸線を背にする首都東京。
重要な中枢機関の多くが0メートル地域にあるこの街で、他山の石として見られるであろうか。

都市機能が麻痺するときに起こるリスクについて、どれだけの想定がなされているのか。

中越沖・阪神に次ぐ東北での教訓を活かすことこそ、罹災を免れた者の務めではないでしょうか。

夜も更け、眠りに付く方もあり、ささやかな宴もお開きに。
22:00 明日の早起きに向け、就寝。疲れた四肢に、シュラフが心地よい。

~次回に続く~

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伊勢神宮・宮域林見学 ―大人の修学旅行―

先日、週末を利用して旅をしてきました。

最近は遠出をしていなかったので、どこか旅情に憧れていたこの頃。

出立の期待感、車窓の景色・・・旅の中でしか味わえない醍醐味。

久々の旅路は伊勢へ。

神宮の森を訪ねて来ました。

同期のインストラクター仲間のご縁で、神宮に関係する方のご案内を受けることができるなかなか無い機会をいただくことができました。

旅程は一泊二日、初日は伊勢神宮への参拝です。

まずは外宮からお参りです。

御祭神は豊受大神、内宮に祀られる天照大神の御饌(ミケ=食事)を司る神様です。

手水を済ませて、本殿・土之宮・風之宮・荒御霊と説明を受けながら参拝をしました。

生憎の小雨も、なんだか神々しさを増すのに一役買っているようでした。

おかげ横中で手捏ね寿司をいただき、午後からは本宮をお参りです。

平成21年に架け替えられたばかりの宇治橋がしっとりと濡れ、ヒノキのよい香りを漂わせていました。

古くは参詣前に、畔で禊をしたと伝えられる五十鈴川を渡り、いよいよ神域へ足を踏み入れます。

いつ行っても、常に緑をたたえる生命の象徴「飾り榊」が出迎えてくれます。

境内には幾つも杉の巨木が見られ、鎮守の森に似つかわしい厳かさを添えています。

よく見ると頭打ちになっているものも見受けられますが、落枝による事故を防ぐ為です。

実際に、他社では訴訟になった例もあるようで、管理の難しさを感じさせられます。

ガイドにも危機管理が求められる時代、何だか他人事には思えませんでした。

「なにごとの おわしますかは 知らねども かたじけなしに 涙こぼるる」   西行法師

訪れるたびに感動を覚える伊勢神宮。天照大神の威光。

高校生諸君、くれぐれも「テンテルダイジン」とは読んでくれるな (タクシー乗務員談)

閑話休題

今、伊勢神宮では20年に一度の式年遷宮が始まっています。

平成25年の遷御へ向け、8年に渡り儀式が執り行われます。

数百年の時を経てなお、途絶えることなく伝えられてきた技や伝統に支えられた文化。

その継承のためにも、この20年という周期が必要なのです。

お伊勢さんの周りでは、農漁業をはじめとし、直営の産業が神宮を支えています。

基本的には、自給自足の体制ができているそうです。

地域に結びついた伊勢のもう一つの側面を知ることができました。

二日目、いよいよ伊勢の森に入ります。

正しくは、神宮宮域林。

古くは約2000年前、第11代垂仁天皇の御世に神域として定められ、天武天皇の代より式年遷宮制度が確立して以来、御造営用材を伐り出す「御杣山」として守られてきました。

材の欠乏により御杣山も移り、また江戸時代には伊勢参りの流行によって薪炭用材の乱伐が引き起こされて山が荒れた時期もあったそうです。

幾つかの時代の変遷を経て、今では神宮司庁営林部により管理されています。

宮域の中で神域と宮域林に別れ、さらに宮域林は第一と第二に別れています。

神域・第一宮域林ともに風致・水源涵養を目的としており、樹木の生育上必要な場合を除いて生木の伐採を禁じています。

今回見学した第二宮域林は、水源涵養・風致と共に、用材の造営を目的とした施業が行われています。

ヒノキを中心とした森に踏み入ると、程なく胸高にラインを引かれた育林木が目に付きます。

ラインが一本のものは大樹候補木。御用材として大径木に育てられます。

これに次ぐ期待できるものを御用材候補木として、二本のラインを引いているそうです。

haあたり4000本を植樹、間伐をしながら2030年で選木します。

間伐は大径候補木の肥大成長を目的とし、陰になるものを間引く受光伐を行っています。

haあたり大径候補木5070本を目標に選木・育成しているそうです。

当然、間伐により他の広葉樹も入ってきますが、対象木の邪魔にならない範囲で有用なものは育成しているのが、林内の様子からも見られました。

将来的には針広混交林に誘導することで、生態的にもバランスの取れた長伐期施業を目指す方針が受け継がれていました。

用材の森であると同時に、五十鈴川の源流域にもあたる宮域林。

豊かな土壌による水源涵養能は、こういった施業に支えられて、結果として下流の神宮を守ることにつながるのです。

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高尾山GC作戦

久々にインストラクターとしての活動報告です。

気付けば八十八夜・立夏を過ぎ、不順ながらも初夏の訪れを感じる頃になりました。

週末は二日連続で、高尾山・鳩ノ巣に入り、自然を感じることができました。

初日は、高尾山GREEN CLEAN作戦にスタッフとして参加しました。

これは私の所属する森林インストラクター東京会(略称FIT)が行うイベントで、元は内部研修をかねての清掃活動だったものが、一般参加者も募り行うようになったイベントです。

今回は、日影沢から入り植物の観察をしながら城山へ上り、高尾山頂を迂回して1号路を下りながらゴミを拾うコースでした。

春植物・スミレも終わりに近づき、季節の移ろいを感じさせます。

生憎の雨の中でしたが、まさに山滴る瑞々しい新緑を感じることができました。

タマノカンアオイ

Kannaoi

ニョイスミレ

Nyoi

ヨゴレネコノメの種子

Neko

植物の名前や由来を伝えることもそうですが、その形はなぜなのか。

生育環境との関連はあるのか。

他の生物とのつながりとその戦略。

そういった多様性につながる着眼点にも重きを置けたのではないかと思います。

実際、いろいろな名前はその場限りで忘れられてしまうことが多いのかもしれません

そのなかで、自然への疑問・関心などの「気付き」へと導くこと。

感動を通して、身近に自然を感じる事のお手伝いをすること。

インタープリター=通訳者としての役割を少しでも果たせていれば、光栄です。

うってかわって、翌日は森林整備活動。

崩壊地の土留めのために柵作りを行いました。

縦杭を打ち込み、間に半割にした材を渡していきます。

法面と柵との隙間には石を入れ、さらに隙間に土を詰めていきます。

土木作業を全て人力で行うのは、なかなか大変です。

同時に、様々な技術の集大成であり、基本の上に成り立つ作業であることはいうまでもありません。

まだまだ足を引っ張っていますが、少しでも力になれるように携わっていけたらと思います。

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目に青葉

久々の更新です。

私情で忙しく、活動が滞る日々です。

先日、森林整備活動に参加しました。

大自然塾鳩ノ巣フィールド

http://hatonosu.blog39.fc2.com/

市民参加の市民の手によるボランティアイベントです。

震災の影響により昨月は中止になりましたが、今月からは通常営業()

最高の天気の下、気持ちの良い汗を流しました。

主な作業は、道作り(補修)と柵作り。

林床を整理して下層植生の回復を図ると共に、柵を千鳥に配置することで表土が動くのを留めるのが狙いです。

必要な材を伐倒し、道に使うものは皮をむきます。

こうすることで、水の切れがよく乾きやすいので、腐りずらくなります。

柵に使うものは皮付きで使用し、作業時間を短縮して多く作ることに専念します。

柵にしろ道にしろ、目で見て成果がわかるのでやりがいがあります。

長い目で見ても、草本が入ってきたりカシ類が出てきたりと、森の遷移を目の当たりにするのはうれしいことです。

山に入る。作業をする。汗をかき、腹が減る。

こんな当たり前のことが、やけに新鮮に感じられました。

同時に、知らぬ間に滅入っていた自分に気付きました。

報道・自粛ムードに停電、いまだ目処を見ない原発―

続く余震に気をもむ日々は、文明のほつれを見せ付けるかのようです。

久々に森林の中で体を動かし、心地の良い疲れの中に生きている実感を得ることができました。

本来一人一人が持っている「生きる力」というようなものを、緑の中で改めて気付かされました。

それは、インタープリターとして伝えたかった思い。

自然と人が、共に生きることの素晴らしさ。

どんなに傷つき、悲しみ、苦しくても、淡々と刻は過ぎていきます。

季節は巡り、また花が咲き新葉が開出する奇跡。

黄緑・浅黄・萌黄・利休・・・

この生命力に満ち溢れた春の息吹を、躍動を、この身に取り込んで。

「山笑う季節」

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むずがゆくほころぶ新芽のいじらしさに、あらゆる命が共鳴するかのようです。

人も自然の一部であること、自分自身が自然そのものであること。

こんな時だからこそ、自然に入り交感することが必要だと、強く感じました。

大型連休が間近に控えております。

ちょっと身近な緑に触れるだけでも、きっと元気をもらえますよ。

応援よろしくお願いします

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お久しぶりです。

ずいぶんと更新を怠りました。

まずは、この度の未曾有の大震災により被災した方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

私は幸いと、計画停電による多少の不便を被る程度で、無事に過ごしております。

むしろ、仕事と私用に忙しく、インストラクターとしての活動から少し離れておりました。

今しばらくは、そんな状況が続くかと思います。

先月は冬の親子観察会への参加、そして新たな分野としてネイチャーゲームリーダーの講習を受講してきました。

自然案内人の心得、また自然に対する畏怖や素直に感動する心を再度確認できたと思います。

中でも、ネイチャーゲームの基本理念である「Sharing Nature」に深く感銘を受けました。

これは、自然の素晴らしさを共に分かち合う精神であり、アクティビティーによって得られた理解や感動を、さらに深めることのできる素晴らしいものです。

分け合うというと、何か一人一人の割り当てが減るような印象があります。

確かに、一つのパイを切り分ければ、ピースの大きさは小さくなっていきます。

ですが、共有と聞くとどうでしょう。

共に同じものを一緒に感じ、むしろお互いに譲り合う・出し合うことでの共利関係を想像できないでしょうか。

そこには、共通の意識・目的に基づき、同じ時間を過ごす仲間がいます。

テレビの取材で、商店街の店の方が、都会の人の物の買い方は、利己的で買占めの向きが強いとのコメントをしておりました。

また、ある商店では、「そんなに必要ですか?」と買占めを牽制する張り紙をしたところ、比較的冷静な買い物をされるようになったとの声も聞きます。

「世界が全体幸福に ならないうちは、個人の幸福はあり得えない。」

私の敬愛する岩手の地人、宮沢賢治の言葉です。

 

 

わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
 

またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗や、宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。

わたくしは、そういうきれいなたべものやきものをすきです。

(「注文の多い料理店 序」 より)

あまりにも満たされた暮らしの中で、見失ってしまった本当の「豊かさ」。

自然と人とのあり方。

命の尊さ・儚さ。

今、森林インストラクターとして、一人の人間として向き合っていきたい。

そのうえで、日々を平静に生きながらできることを考えたい。

具体的なものは何もありませんが、私の今伝えられる思いです。

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山ノ神と安全祈願

大寒に向け、厳しい寒さが続きます。

都心でさえ氷点下を記録し、今期一番の寒さを象徴するようです。

各地のセンター試験にも影響があったようで、ニュースでも取り上げられていますね。

受験生の方は大変だったのではないでしょうか。

先日あったFITの新年会では、新年度会員(=今年度合格者)にもお会いしました。

中には、一昨年に全国森林レクリエーション協会が行う森林インストラクター養成講座でご一緒した方もおり、一年越しの悲願()を達成されたようです。

難しくはありますが、必ず合格への道はあるものです。

門外漢の私が受かったのですから、間違いありません。

小正月も過ぎ、ようやく体も平時に戻りつつある中、鳩ノ巣での大自然塾が行われました。

前日には僅かながら降雪もあり、当日も寒風に晒されての作業となりました。

新年初めの作業ということで、全員で山ノ神へ安全を祈願します。

古くは、八百万の神を敬う万物に神性を見出す文化の中で、山作業の安全を祈る「農事」でありました。

やがて神道の普及により、神事としての性格を持つようになって今に至ります。

木の切り株に御幣を立て、錫竹に神酒を捧げます。

木の伐採の後、梢を切って切り株に刺す習俗があります。

これは新たな芽生えを祈るもので、萌芽更新に命の再生を見出したものだと思います。

この梢の代わりが、御幣です。竹に紙を三角に折ったものを挟んだものです。

錫竹は節の中間を二つに切ったもので、皮を残してつながった状態にするそうです。

手前にはこちらから向かって左から、水・米・塩を供えます。頭文字を取って「みこし」と覚えます。

切り株の根元には手道具が立て掛けられ、祝詞に乗せて一年の安全が祈願されました。

参列者にお神酒を分けて一通りの神事が終わり、班毎にフィールドへ入ります。

私の担当は林床整理。一本伐倒して柵の材に使い、散乱した落葉落枝を集めて、地面に光が当たるようにします。

杉の木は、枯れた下枝を自ら落とします。さらに、枯葉は砕けにくく形を保ちます。

ですので、地表が枯れ枝と落ち葉で埋もれてしまうのです。

この状態では、折角枝打ちや間伐によって樹冠を透かしても、効果が薄れます。

土壌中の種子が発芽する為には日光が必要なので、下層植生を元気にする為に地表を綺麗にするのです。

雑木林と呼ばれるかつての農用林では、毎年落ち葉掻きが行われていました。

目的は堆肥を作る為ですが、結果として林床が綺麗になり、植物の生育しやすい環境に整えられていました。

中でも、早春を謳歌する春植物にとっては、樹冠が新葉に閉ざされるまでの、僅かな日照を得られることが必要です。

人の手のはいった森林は、やはり人の手によって環境を維持する必要があるのです。

 

新年初の作業も、事故・怪我無く無事に終えることができました。

これも基本に忠実な作業と、安全管理に拠るものです。

参加者が持参された手道具や手袋といった個人装備の確認も含め、体調管理等の、細やかな気配りが必要です。

自身の安全も含め、周囲に気を配ることも忘れてはなりませんね。

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初詣だよ、高尾山!~富士の眺望とシモバシラ~

あけましておめでとうございます。

Imgp0038

ずいぶん遅い新年のご挨拶になってしまいました。

年始は飲み過ぎ。挨拶やら何やら、色々あると言い訳しつつ過ごしてしまいました。

昨日は心を入れ替え(?)初詣へ。もちろん、高尾山です!

朝9時に高尾山口駅に着くと、すでに人が結構いる様子。

ケーブル駅に直行し、混んでいたのでリフトで登ります。

快晴に恵まれ、話題のスカイツリーも遥かに望めました。

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薬王院でお参りをして、今年一年の安全を祈願しました。

普段は不信心なわたくしめではありますが、新年ぐらいは真面目に清く拝ませていただきました(ちゃんと手水も済ませましたし…)。

香の煙も頂き少しは利口になったところで、山頂を目指します。

10:00には山頂に到着。まだ人も少なめです。

今年初の三角点タッチをして、富士山を拝みます。役得でしょうか、絶景です。

山頂を通過し、今日のもう一つの目的である氷の華を目指します。

このシーズン限定の自然の芸術、シモバシラです。

といっても、地表にできる“本家”霜柱ではなく、植物のほうです。

地表部は枯れてしまいますが地下の根は生きており、水を吸い上げます。

茎から染み出た水が凍り、次から次へと押し出すように氷の華が成長します。

すると…

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シモバシラをはじめとするシソ科の植物に見られる現象で、陽の当たらない北側斜面に良く見られます。

何度も吹き出しを繰り替えすと、茎が痛むので氷の華もできなくなります。

冬の寒い時期に、ほんのひと時だけ見られる自然の芸術作品です。

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これでも例年に比べると小さめだそうです。

美しい造形美につい引き込まれますが、植生を荒らすことになるので登山道から外れることは慎みましょう。

欲に駆られず末永く見守ることができるのが、人ではないでしょうか。

日光と共に崩れてしまいますが、また冬の日差しを待ちわびるものもあります。

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冬枯れの森にも、脈々と命はつながれて行きます。

足を伸ばして、城山まで出て昼食。

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遮るもののない見晴らしが待っていました。

帰りは南の巻き道を辿り、表参道(1号路)を避けるように歩きます。

初詣シーズンながら、人混みもない比較的静かな山歩きが楽しめました。

今週末には、森林インストラクター東京会(Forest Instructer Tokyo 略称FIT)の新入会員説明会が開かれます。

今年の合格者は24名。新しい仲間が増えると共に、少しプレッシャーもかかります。

私も、インストラクターとして二年目に入ります。

拙い経験ではありますが、自然への感動を少しでも皆様にお届けできるよう努力していきます。

応援よろしくお願いします!! 

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